会社のよろず相談所

　ロハス（Lifestyles of Health and Sustainability）とはアメリカ生まれのビジネスコンセプトで、環境と地球の持続可能性を志向するライフスタイルのことです。

持続可能性（Sustainability）ってなんだか、わかるようなわかんないような言葉ですよね。カタカナ読みするとサステナビリティ。舌をかんじゃいそうですね。

これが、今ビジネスの世界ではキーワードとなってきています。

ここでの持続可能性とは”資源や環境が保全され、文明や経済活動が長期的に維持できること”を意味するのですが、ますますこんがらがってしまいましたか？

では、持続可能性を志向するスタイルとは、具体的にどんなライフスタイルとかというと、自然食をたべ、環境に配慮した住居や家具を好み、ヨガや気功などや社会的活動に対する意識が高い生活とでもいいましょうか。 これが、どうしてビジネスの世界で重要になってきているかというと、こういうロハス的なライフスタイルを好む人は、高学歴高収入の人が多く、周りの人への情報発信力も高い傾向があるとされているからなのです。

また、日本人の３０％近くがロハス層であるとの調査結果もあり、ビジネスを考える上では無視できない事項となっています。

家をつくるなら、多少高くなっても、化学物質を使わない材料を使い、省エネ構造にする。食べるものについても安全でヘルシーな食材にこだわる。車は燃費がよく排ガス基準をクリアしたもの。タオルや寝具にはオーガニックコットンを使い、ヨガをやって自己の内面や宇宙と向きあう。こういう人むけの商品やサービスがどんどんでてきています。

外食産業でも、安全な食材を使うことが集客につながりますし、建築業界では環境や安全への配慮がいい顧客獲得の絶対条件です。

ロハスは以前に紹介したＣＳＲ（企業の社会的責任）とも密接に関連したビジネススタイルであり、企業の存続にとってはますます重要な概念となっていくと思います。

テーマ : 企業経営 - ジャンル : ビジネス